開催日時: | 令和7年9月19日(金)10:30~17:00 |
---|---|
開催場所: | 豊島区内の施設 |
令和7年9月19日(金)、豊島区内の施設にて実地演習を開催しました。前日までは残暑が厳しかったですが、研修当日は残暑がやわらぎ、屋外の実地演習においては非常に実施し易い絶好の気候となりました。東京会会員のほか、協定締結先自治体職員、他県士協会の会員、合わせて50名(講師含む)もの多くの方にご参加いただきました。
今回の実地研修は初めての非木造であり、実際の鉄筋コンクリート造3階建の共同住宅を利用し、家屋内の各部位の損害については損傷程度の例示の写真及び説明文を貼り、家屋外の各部位の損害については損傷を記入した立面図、屋根伏図を提示の上、損傷を想定しました。
午前中は演習会場に近い座学会場にて、演習の進め方、現地調査の手順について1時間程度説明しました。
午後からは実際に建物を見て間取り図を作成、調査票を記入して被害の判定をする、という住家被害認定現場での具体的な動きを体験していただきました。
実地演習は4回目となりますが、初めての非木造の実地演習となり、首都直下型地震が起きた場合、非木造の建物が主な調査対象となることが容易に想定できることから、今回の実地演習が貴重な体験の機会となりました。
受講者アンケートでは、実地演習では貴重な経験になったとのお声を多数いただきました。一方で、実地調査時・調査後の作業において難しいとの声をいただきました。引き続き、説明の仕方や内容等を工夫するほか、今後は受講者への積極的な声かけを行うことにより充実した研修になるように努めてまいりたいと思います。